母校児童に本物の音色を 津田学園小でバイオリニスト飯田さん演奏

【リコーダーを吹いて、飯田さん(左)との演奏を楽しむ6年生=桑名市野田の津田学園で】

【桑名】本物の音に触れることで子どもたちの豊かな感性を育もうと、三重県桑名市野田の津田学園小学校は7日、同校卒業生でバイオリニストの飯田桐乃さん(26)=鈴鹿市=を講師として招き、5、6年生97人を対象にした出前授業を開いた。児童は、ピアノとバイオリンが奏でる美しい音色に聞き入った。

出前授業は学年ごとに行われた。5年生はバイオリンの歴史や仕組みを学んだ。6年生はリコーダーを吹いて、ピアノと飯田さんのバイオリンとの演奏を楽しんだ。

5年の曽我望さん(10)は「バイオリンの音色がとても幻想的で、楽器のことも分かって、とても楽しかったです」と話した。

飯田さんは同小の2期生。音楽科がある名古屋市の高校に進み、愛知県立芸大を卒業。同大学院を修了後は、プロの奏者としてソロや室内楽で活動し、オーケストラのエキストラもこなす。小中学校で演奏を披露するなど、幅広く活動している。