百五銀、純利益91億9千万円、25年3月期中間決算、4期連続で増収増益

百五銀行は8日、25年3月期第2四半期(中間期)の連結決算を発表した。経常収益は前年同期比1・7%増の598億9300万円、経常利益は同9・8%増の128億2400万円、純利益は同10・4%増の91億9200万円となった。

銀行単体では、経常収益は同1%増の499億7100万円、経常利益は同11・1%増の125億5700万円、純利益は同11・5%増の91億9500万円となり、連結、単体とも四期連続で増収増益となった。

本業の設けを示す業務粗利益が同38億円増の319億円となった。特に貸出金利息や有価証券利息の増加で資金利益が増えたのが主な要因。一方、株式等関係損益の減少や不良債権処理額の増加などで臨時損益は41億円減少し、8億4800万円となった。

預金の中間期末残高は公金預金や個人預金が増え、前年度末に比べ795億円増の6兆1558億円となった。貸出金の期末残高は同470億円増の約5兆円。住宅ローンなど個人向けが増加した。

自己資本比率は利益計上などが増えたことで単体ベースで同0・05ポイント増加し、12・27%となった。

有価証券の評価差額は株価下落による株式の評価差額が減少し、同573億円減の1690億円となった。

通期の連結業績予想は経常利益が242億円、純利益が172億円と上方修正し、連結、単体ともに過去最高益だった22年度を更新する見通し。