【四日市】三重県朝日町の「野鳥写真の会」(清水寿太郎会長)は8日、四日市市安島の市文化会館で、2年ぶり5回目となる「野鳥写真の会展」を開いた。「環境破壊から希少動物を守ろう」の趣旨に賛同し応募した、県内を中心に活動するプロ・アマ写真家22人の作品153点を展示している。10日まで。
川を遡上(そじょう)する魚を狙うアオサギ、大きな獲物をくわえたアオサギなどの11枚組み写真「蒼鷺秋麗」をはじめ、一斉に飛び立つユリカモメの群れやアオバズクの幼鳥、悠々と飛翔するイヌワシやクマタカなどが並ぶ。野鳥たちの営みの一瞬一瞬を切り取った作品の数々が、来館者らの目を楽しませている。
同展実行委員長でプロ写真家の山口政宣さん(76)は「絶滅危惧種あり、身近な野鳥ありの、実に面白い作品が集まった。会員らの情報交換の場であり、相互交流の輪が広がっている」と話していた。