料理人らの包丁を供養 四日市の鵜森神社、「いい刃の日」で

【役目を終えた包丁に感謝を捧げる参列者=四日市市鵜の森の鵜森神社で】

【四日市】三重県の四日市地区調理師協会(河内信次会長)は8日、同市鵜の森の鵜森神社内庖刀塚で「庖丁供養祭」を開いた。県調理師連合会、県日本調理技能士会、全日本司厨士協会県本部、同四日市支部、三重庖友会などの役員、関係者ら25人が参加し、役目を終えた包丁に感謝して供養した。

庖丁供養祭は毎年元旦に同協会役員、関係者らが、料理人の大切な道具である包丁を供養してきたが、一般の人々にも知ってもらおうと、平成30年から「いい刃の日」の語呂合わせで11月8日に実施するようになり、今回で7回目となる。

庖刀塚前に設置した祭壇には、供物とともに使い込まれて傷んだ包丁70本余が並べられ、神職の祈祷(きとう)後、参列者一人一人が感謝の祈りを捧げた。

県調理師連合会長も務める河内会長(71)は「供養する包丁の数が年々増え、盛大に開催できてありがたい。一般の方々にも参加を呼びかけていきたい」と話していた。