度会中2年吉富さんが3連覇 全国子供大正琴コン アンサンブルの5人組も金賞

【中村町長(後列中央)にコンクールの結果を報告した吉富心音さん(前列右から3人目)とクインテットソナーレのメンバーら=度会町役場で】

【度会郡】10月20日に岐阜県で開かれた「全国子供大正琴コンクール」のソロ部門B(12歳以上)で、度会中2年の吉富心音さんが最高賞の文部科学大臣賞に輝いた。アンサンブル部門A(12歳以下)では、中1―小6年の子どもらでつくる「クインテットソナーレ」が金賞を獲得した。

吉富さんは小2から大正琴を始め、県大正琴協会会長の田村美保子さんが指導する教室に通って練習に励んでいる。

コンクールでは小5の時に金賞、6年と中1の時に文部科学大臣賞を受賞した。今年は全国から八人がエントリーし、ビデオ審査の予選を経て、吉富さんを含む4人が本選に進出。「序奏とロンドカプリチオーソ」を演奏し、実力を出し切った吉富さんが3連覇を果たした。

クインテットソナーレのメンバーは度会中1年の吉富天音さん、大西明日菜さん、度会小6年の坂谷桃奈さん、竹内杏さん、岡村菜々美さん。田村さんの指導の下、コンクール出場に向けて練習に取り組み、13組がエントリーしたビデオ審査の予選を通過。4組で競った本選では、山形の民謡をアレンジした「やまがたファンタジー」を演奏して金賞を受賞した。

6人と田村さんがこのほど、度会町役場を訪れ、中村忠彦町長らに結果を報告し、コンクールの演奏曲を披露した。

中村町長は「努力すれば結果がついてくる。これからも練習に励んでもらいたい」、吉富心音さんは「初めてのソロ部門Bで昨年より緊張感があったが、最後まで諦めずに演奏して文部科学大臣賞が取れてとてもうれしい。来年もこの賞が取れるように頑張りたい」と話した。