伊賀市長選、あす投開票 岡本市政継続か、刷新か

【伊賀】任期満了(20日)に伴う伊賀市長選と、自主解散に伴う市議選(定数22)が10日、投開票される。過去最多の6人が立候補した市長選と、25人が出馬した市議選の結果が注目される。

市長選の候補者は届け出順で、元県議会議長の田中覚氏(66)、前市議の濱瀨達雄氏(46)、現職の岡本栄氏(73)、元日本政策投資銀行職員の浅井健之氏(32)、前県議の稲森稔尚氏(40)、建設業の萩森正治氏(43)。

市議選に立候補した25人は前職18人、元職1人、新人6人。届け出政党別では公明3人、維新1人、共産2人、草の根運動いが3人、無所属16人。うち男性は16人、女性は9人となっている。

市長選は3期12年にわたる岡本市政を継続させるか、刷新するかが最大の争点。市が実施している「18歳成人式」は現職が継続を訴え、新人の5人が「20歳のつどい」に戻すなどの見直しを主張している。

投票は10日午前7時から午後7時まで、99カ所の投票所で。開票は同日午後9時から、DMGMORIアリーナ(同市ゆめが丘一丁目)で。市長選、市議選共に同日深夜にも大勢が判明する見通し。

同市で市長、市議の同日選は初めて。前回市長選の投票率は52・83%、前回市議選は56・58%だった。2日現在の選挙人名簿登録者数は6万8892人(男3万3329人、女3万5563人)。