生活保護訴訟で鈴鹿市が上告へ 車の運転記録提出巡り 臨時議会で可決

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は7日、生活保護受給者の車の利用に伴う運転記録提出を巡る名古屋高裁の判決を不服とし、上告することを決めた。同日の臨時議会で上告の方針を諮り、原案通り可決した。

車の運転記録を提出しなかったことを理由に市が生活保護の支給を停止したのは違法として、身体障害がある市内女性(82)と難病を患う次男(56)が、市に処分停止の取り消しと損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁は10月30日、一審津地裁に続き処分を取り消した。

市は13日までに、名古屋高裁に上告受理申立書を提出する。