4160万円詐欺被害、名張の70代男性 警察官装った男から電話

【名張】名張署は7日、名張市の70代男性が警察官を装った男らに現金約4160万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

同署によると、男性は9月上旬ごろ、「東京中央警察署」を名乗る男から電話で「あなたの口座が不正使用された。紙幣番号を確認する必要がある。毎日朝と夕方に定時連絡して」と言われた。

男性は男の指示で、口座から現金を出金。同月23日、男に「お金を預かりに行く」と言われ、現金約1420万円をビニール袋に入れて玄関先に置き、だまし取られた。

その後も連絡を続け、先月11日には現金1500万円を、同31日には現金1240万円を玄関先に置き、だまし取られた。今月5日、男に金融機関に行くよう指示され、窓口で職員に話して被害が発覚した。