遷宮向け名古屋地下街でPR展示 伊勢の委員会

【3分の1の大きさの「お木曳車」などが展示された会場(伊勢御遷宮委員会提供)】

令和15年に予定されている伊勢神宮の式年遷宮に向け、三重県伊勢市の官民でつくる「伊勢御遷宮委員会」は、遷宮や関連の民俗行事「お木曳行事」などを紹介する展示イベントを、名古屋市中区栄の森の地下街の展示スペース「まちのたね」で開催している。

式年遷宮は、20年に一度、社殿などを造り替える儀式で、次回は9年後の令和15年に予定されている。関連する行事は来年から始まり、令和8、9年には、新社殿などに使われる用材を市民らが運ぶ「お木曳行事」を控えている。

会場には、お木曳行事で使われる「お木曳車」の3分の1の大きさの模型を展示。高さ1・7メートルで、実際と同様の材質で造られている。前回(平成25年)の遷宮の様子を伝える写真やパネルの展示、映像の上映などもあり、観光情報も発信している。

伊勢御遷宮委員会事務局の担当者は「遷宮と、市民参加で行うお木曳行事も知ってもらい、伊勢に何度でも足を運んでもらいたい」と話している。

展示は10日まで。午前10―午後7時(最終日は午後5時まで)。