伊勢新聞

三重交通、純利益50%増の40億8100万円、過去最高益 中間決算

三重交通グループホールディングスは7日、令和7年3月期第2四半期(中間期)の連結決算を発表した。営業収益は前年同期比16・8%増の511億1200万円で3期連続の増収。営業利益は同47・7%増の51億4900万円、経常利益は同44・9%増の52億4千万円、純利益は同50・9%増の40億8100万円となり、いずれも四期連続増益の過去最高益となった。

同グループでは三交不動産で今年4月に名駅三交ビル、6月に第2名古屋三交ビルを新たに開業。四日市市では県内初となる売却型賃貸マンションの開発に着手するなど成長ドライバーとなる不動産セグメントを中心に収益基盤の拡充を進めた。

中間決算では、不動産セグメントで分譲マンションの引き渡しが順調に進んだことや、前期に取得した賃貸物件が収益に寄与。流通セグメントは生活用品販売事業や自動車販売事業で販売増となり、それぞれ増収した。運輸とレジャー・サービスセグメントでも需要回復に伴う利用者増や単価の上昇で増収となり、全セグメントが好調に推移した。