伊勢新聞

糖尿病研究に100万円 大和証券財団、三重大病院安間氏に贈呈 津

【掃部支店長(左)から贈呈書を受け取る安間氏=津市羽所町の大和証券津支店で】

【津】大和証券財団(東京都中央区)の第51回調査研究助成の三重県内分贈呈式が5日、津市羽所町の同社津支店であり、三重大医学部付属病院糖尿病・内分泌内科講師の安間太郎氏(42)に100万円を助成した。

同財団は大和証券が運営母体で昭和48年から中高年・高齢者の医学・医療及び在宅医療・介護に関する研究者らに助成をしている。本年度は全国279件(うち県内2件)の応募から38件総額3560万円の受賞者を決定。安間氏は「細菌叢由来ペプチドによる糖尿病性腎臓病と腎老化の進展機序の解明」の研究で6年ぶりに採択された。

贈呈式では同支店の掃部(かもん)圭佑支店長が「さらなる研究成果を上げ地域住民の健康増進に貢献されることを期待する」と安間氏に贈呈書を手渡した。

安間氏は「高齢化に伴い糖尿病が増えており病態の解明や進行の抑制が課題。病気を治せるよう研究にまい進していきたい」と謝辞した。