北勢線の未来考える いなべで路面電車サミットと講演会 三重

【パネルディスカッションで話す安藤会長(右端)ら=いなべ市役所シビックコア棟で】

【いなべ】「第22回中部地区路面電車サミット2024いなべ大会」と、三重県の桑名市といなべ市を結ぶ三岐鉄道北勢線の開業110周年を記念した講演会が2日、いなべ市役所シビックコア棟で開かれた。中部地区11の路面電車愛好団体のメンバーと一般参加者の約100人が会場に集った。

サミットは平成14年から開催。今年はいなべ市が開催地となり、同市の市民グループ「北勢線とまち育みを考える会(ASITA)」が主催した。

各団体の活動報告や講演などに続いてパネルディスカッションもあり、県交通政策課の藤田雄一課長ら4人がパネリストとして参加した。テーマは「北勢線が本当に地域住民の足となるために」で、ASITAの安藤たみよ会長は「沿線市町の住民はどんな町に住みたいか、将来どのような地域にしていきたいか、この機会に考えてみてほしい」と呼びかけた。