伊勢新聞

和太鼓や大道芸、餅まきで盛況 熊野で紀和ふるさとまつり

【恒例の餅まきに手を伸ばす見物客ら=熊野市紀和町板屋の市紀和B&G海洋センターで】

【熊野】文化の日に合わせ、第35回紀和ふるさとまつりが3日、三重県熊野市紀和町板屋の市紀和B&G海洋センター一帯で開かれた。和太鼓や大道芸のステージ、餅まきなど多彩な催しが繰り広げられ、会場は市民や観光客らでにぎわった。

町民らでつくる実行委員会が主催。昭和16年に紀和鉱山関係者が開いた「山神祭」をルーツとし、閉山後も名前を変えながら70年以上続く。勤労者地域づくり等参画支援事業実行委員会主催の「熊・YOU・遊フェスティバル」と共催。

ステージでは、入鹿中学校の生徒4人と紀和瀞流太鼓保存会による和太鼓の演奏や、三重高校ダンス部による演技があった。フィナーレを飾る餅まきでは、ステージとトラックから3俵分の餅がまかれ、見物客らが手を伸ばして受け取った。

会場内では、熊野地鶏の焼き鳥と千枚田米茶がゆの地元産品、名古屋めしなどを販売。野菜の即売会やフリーマーケットも開かれた。ボルダリング体験やアユの釣り堀もあり、詰めかけた子どもらを楽しませていた。