伊勢新聞

四日市工・木下、値千金の先制点 4年ぶり決勝進出に貢献 全国高校サッカー三重大会

【三重―四日市工 前半29分、四日市工MF木下がミドルシュートを決める。四日市工が1点先制=LA・PITA東員スタジアムで】

四日市工が4年ぶりの決勝進出。序盤から三重にボールを長く保持されながら、カウンターでゴール前まで一気に駆け登った3年生MF木下がミドルシュートを突き刺し、値千金の先制点を奪うと、その後も今年度県総体覇者と延長戦にもつれ込む好ゲームを展開した。

伝統校・四中工で長くコーチを務めた後2年前からチームの指揮を執る山崎監督は今年のチームの強みを「3年生を中心としたまとまりの良さ」とみる。1点を追う延長後半終了間際、CKから起死回生の同点弾の2年生FW三村も「3年生とまだ一緒にサッカーをやりたいという気持ちでいた」と話し、仲間への強い思いを口にした。