四日市工が4年ぶりの決勝進出。序盤から三重にボールを長く保持されながら、カウンターでゴール前まで一気に駆け登った3年生MF木下がミドルシュートを突き刺し、値千金の先制点を奪うと、その後も今年度県総体覇者と延長戦にもつれ込む好ゲームを展開した。
伝統校・四中工で長くコーチを務めた後2年前からチームの指揮を執る山崎監督は今年のチームの強みを「3年生を中心としたまとまりの良さ」とみる。1点を追う延長後半終了間際、CKから起死回生の同点弾の2年生FW三村も「3年生とまだ一緒にサッカーをやりたいという気持ちでいた」と話し、仲間への強い思いを口にした。