伊勢新聞

工夫凝らした家具や小物 菰野町で木工職人・岡部さん作品展 三重

【手作りの家具を紹介する岡部さん(左)=菰野町大羽根園のパラミタミュージアムで】

【三重郡】長野県塩尻市の木工職人、岡部博文さん(76)の作品展「木のぬくもり展」が、三重県菰野町大羽根園のパラミタミュージアム1階、小ギャラリーで開かれている。24日まで。小ギャラリーは入場無料。

家具約30点と小物を多数展示。机、ベンチ、椅子、厨子などが並ぶ。引き出しが付いて組み合わせ方次第で「小引き出し」としても使えるブックエンドや、直径60センチもある大きなこね鉢、木で作った小さなボタンもある。

家具のほとんどが、耐水性に優れ、使い込むほどに味わいが増すクリの木を使用。円卓は天板を取り外すことができ、脚部が折り畳め、収納することもできる。

岡部さんは「使い勝手がいいように工夫を凝らした。見えない部分まで丁寧に仕上げている」と胸を張る。

期間中、4日までと16―24日は在廊する予定という。同ミュージアムでの作品展は毎年恒例で、今回で22回目となる。