バスの乗り方、児童ら学ぶ 尾鷲の賀田小1―3年生 三重

【バスの乗り方を学ぶ児童ら=尾鷲市中村町の尾鷲駅前で】

【尾鷲】身近なバスを使ってもらおうと、三重県尾鷲市内で1日、バスの乗り方教室があった。市立賀田小学校の1―3年生14人がバスに乗り、車内ルールなどを学んだ。

市によると、公共交通機関でのマナーを学ぶ社会科学習の一環。スクールバスで通学する児童は多いが、路線バスを利用する機会が少ないことから、学校が企画した。

児童らは尾鷲駅前で市職員から、乗降の方法や運賃の払い方、バスの死角などを学んだ後、市ふれあいバス南輪内線に乗り、賀田小の最寄りバス停まで乗車体験した。

路線バスに初めて乗ったという3年、榎本にこさん(8つ)は「スクールバスとは少しルールが違った。次に乗る機会があれば、安心してうまく乗れると思う」と話した。

市ふれあいバスは全5路線。直近5年間の乗車人数は5万人前後で推移し、昨年度は5万815人。市は若者の利用者を増やし、乗車人数を維持したいとしている。