【伊賀】任期満了(20日)に伴う三重県の伊賀市長選と、自主解散に伴う市議選(定数22)が3日、告示される。市長選には現職と新人の計6人が立候補する予定。市議選では前職と元職、新人の計25人が出馬の準備を進めている。
市長選に立候補を予定しているのは、元日本政策投資銀行職員の浅井健之(32)、県議の稲森稔尚(40)、現職で4選を目指す岡本栄(73)、元県議会議長の田中覚(66)、建設業の萩森正治(43)、前市議の濱瀨達雄(46)=50音順=の各氏。
このうち、稲森氏は自らが代表を務める地域政党「草の根運動いが」の公認で立候補する方針。田中氏は県総支部の幹事長を務めている日本維新の会の公認で出馬する予定。他の4人は無所属で立候補する見通しとなっている。
市議選への立候補を予定している25人の内訳は、前職18人、元職1人、新人6人。届け出政党別では公明3人、維新1人、共産2人、草の根運動いが3人、無所属16人。うち男性は16人、女性は9人となっている。
同市で市長と市議が同日選となるのは、旧6市町村の合併で平成16年11月に同市が誕生してから初めて。市議会は先月15日の本会議で、市長選との同日選を目指して任期満了(来年3月31日)を待たずに自主解散していた。
立候補の届け出は、共に3日午前8時半―午後5時。市議選は市役所1階ロビー、市長選は5階の会議室で受け付ける。先月14日現在の選挙人名簿登録者数は、6万8947人(男3万3362人、女3万5585人)。