【尾鷲】三重県尾鷲市瀬木山町の市民文化会館で11月10日、尾鷲節の歌い手が日本一を競う「第37回全国尾鷲節コンクール」が開かれる。9日に前夜祭「民謡の夕べ」もあり、民謡歌手が全国各地の民謡を披露する。
実行委員会が31日に記者会見を開き、詳細を発表した。コンクールは14都府県から、参加条件のない総合の部に48人、65歳以上の壮年の部に55人、小学生以下の少年少女の部に10人が出場する。
総合、壮年の両部は予選を実施し、決勝進出者を各15人決める。決勝と少年少女の部は優勝者から3位までを選び、4―10位に奨励賞を贈る。公益財団法人・日本民謡協会の梅若梅朝氏ら5人が審査委員を務める。
前夜祭は、民謡歌手の加賀山昭さんや剣持雄介さんのほか、同市の民謡教室「民謡美楓会」の会主・渡辺二三子さんなども出演。尾鷲節や越中おわら節など、民謡15曲が披露される。午後4時半開演。観覧無料。
10日午後5時15分ごろからは、おたのしみ大抽選会も実施。前夜祭とコンクール壮年、総合の各部決勝で抽選券を1枚ずつ配り、最大1人3枚もらえる。地元産品や家電製品など約140点の景品が抽選で当たる。
実行委員会事務局の濵田一多朗局長は「前夜祭は今までにない全国の民謡を聴ける良い機会。前日から民謡に親しみ、コンクール当日も郷土文化を楽しんでもらいたい」と呼びかけている。