【四日市】三重県鈴鹿市石薬師町の石薬師公民館絵画教室と自宅アトリエ教室を主宰する画家、追田清さん(83)と会員32人による、第19回「三重・丘の会展」が29日、四日市市安島の市文化会館で始まった。小品から100号までの油彩画を中心に、59点を展示している。11月3日まで。
三重の名勝・楯ケ崎の柱状節理の絶壁に打ち寄せる波を描いた「海鳴」、山から切り出した大木が並ぶ「木材市場の原木」、見頃を迎えた色とりどりのアジサイ「紫陽花の森」、集合住宅一戸一戸の細部まで表現した「団地」など、会員らの会心作が並ぶ。
第一美術協会OB会会員の追田さんは、大台ケ原から奈良に下る途中の滝がある風景「流降」を出品。「見応えある作品がそろった。若い会員の加入がいい刺激になっている」と語った。