【鈴鹿】三重県鈴鹿市郡山町の鈴鹿大学短期大学部で29日、味の素と鈴鹿市国府で食品資材、包装用品販売などを手がけるスズカ未来による講義があり、同短期大学生活コミュニケーション学科食物栄養学専攻の学生ら18人が受講した。
この講義はスズカ未来と鈴鹿大学短期大学部らが連携して行う産学連携プロジェクトの一環。5回目となる今回は子ども食堂や、孤食などについて学生らに考えてもらうことがねらい。
講義では味の素食品事業本部名古屋支社の田中優平さんが、子どもたちの栄養課題や孤食、フードロスなどを解説した上で、フードロス食品を提携先に提供し、その販売収益を子ども食堂に寄付する同社の取り組み「アジパンダ食堂」を紹介した。
このプロジェクトで今後学生らは、味の素から提供されたからあげ、コロッケ、香味ペーストを使ったメニューを考え、来月19日にスズカ未来の食堂でプレゼンテーションを実施する。
スズカ未来タスカル事業部の鬼頭彩課長は「選ばれたアイデアを自社のネットショップサイトでの販売促進などで活用する。皆さんとともに学んでいきたい」と学生らに呼びかけた。