福森氏、比例復活で初当選 衆院選三重1区「突き進みたい」

【万歳で当選を喜ぶ福森氏(中央)=津市桜橋3丁目で】

28日午前2時半ごろ、津市桜橋三丁目にある福森和歌子氏の選挙事務所に比例東海ブロックでの復活当選が確実になったとの一報が入ると、支援者からは拍手と歓声が上がった。

福森氏は前葉泰幸津市長や地元県議らと万歳で当選を祝った後にあいさつ。「たくさんの方々に支えてもらった。喜びを分かち合えて本当にうれしい」と、言葉を詰まらせながら話した。

その上で「誰もが笑顔で暮らせる社会を目指して福祉を充実させる。働く人を大切にし、教育無償化で若者を支援する。三重を元気にすることに向かって突き進みたい」と決意を語った。

福森氏は電通の社員などを経て昨夏に立候補を表明。福祉の充実やジェンダー平等などを訴え、地元議員や労組の支援を受けながらの選挙戦を展開。立民支持層を中心に支持を広げた。

福森氏は、比例東海ブロック(定数21)で立民が最後に獲得した議席での当選。同ブロックでは国民の比例名簿登録者が不足したことに伴い、立民が6議席目を追加で獲得していた。