衆院選(27日投開票)の三重県内小選挙区は、自民と立民が2議席ずつ分け合う形となった。比例復活でも、自民と立民が1議席ずつ獲得。自民は解散前との比較で1議席を減らした一方、立民は1議席を増やす結果となった。
1区では自民前職で元厚労相の田村憲久氏が立民新人の福森和歌子氏と共産新人の出口洋介氏を退けて10回目の当選を果たした。福森氏は比例復活で初当選。田村氏が対抗馬の比例復活を許すのは、現行の区割りとなってから初めて。
自民前職と立民新人の接戦となった2区では、立民新人の下野幸助氏が自民前職の川崎秀人氏、共産新人の山本里香氏、維新新人の森口あゆみ氏を破って初当選。前回は小選挙区で初当選していた川崎氏は今回、比例復活で再選した。
3区では、元副総理で立民前職の岡田克也氏が強固な地盤を守り抜き、12回目の当選を果たした。岡田氏に敗れた自民前職の石原正敬氏と維新新人の伊藤昌志氏は、比例復活でも当選せず。石原氏は前回、比例復活で初当選していた。
4区では、前知事で自民前職の鈴木英敬氏が、立民新人の青沼陽一郎氏と共産新人の中川民英氏を退けて2回目の当選を果たした。青沼氏は終盤に鈴木氏を猛追していたが、比例復活での当選はならなかった。