第70回東京三重県人会大会(会長:新堂弘幸)が27日、東京都港区の八芳園であり、在京の県出身者ら約330人が参加した。参加者は再会を喜び、近況や郷土の話に花を咲かせていた。
新堂会長は「皆様のふるさと三重を愛する強い気持ちと支援のおかげで70回大会を迎えることができた」と感謝を述べた。また県の話題について「7月に東京日本橋で県内22蔵の日本酒が飲めるイベントがあり行列ができるほどの盛況ぶりだった。県内では、県と和歌山を結ぶ新宮紀宝道路のうち熊野川に架かる熊野川河口大橋の連結が完了。昨年には中勢バイパスも全線開通しており、東京で県のおいしいお酒を楽しむことができるのも交通インフラのおかげだと感じる」と話した。
同会名誉顧問の一見勝之県知事はスライドを用いながら、県の状況としてパリのオリンピックパラリンピックで多くの県出身者が活躍したことや、今年熊野古道世界遺産登録20周年であったことの紹介や県が注力している子ども・子育て支援、防災・減災対策などの取り組みを説明した。観光について「来年の全国豊かな海づくり大会や令和15年の次期式年遷宮などが控えている。国内外の多くの人に来てもらうためにがんばっていくのでこれからも協力をお願いしたい」と呼びかけた。
新堂会長から三重ボランティア基金へ寄付金を贈呈した。津市出身で津軽三味線奏者の駒田早代さんがゲストとして登場し、演奏と歌声で会場を盛り上げていた。
来賓には県内市町長らが出席した。