【亀山】三重県の亀山市内の店舗や公共施設、関宿、坂下宿など30カ所を展示会場に、現代アートの祭典「亀山トリエンナーレ」(同実行委員会・伊藤峰子代表)が27日、開幕した。11月16日まで。
「かめやま文化年2024」関連事業の一環。祭典は、井上隆邦氏(元県立美術館長)が監修。
亀山トリエンナーレの前身は平成20年、「アート亀山」として始まった。その後、同26年から、現在の名称に変更し、国内外の若手芸術家の登竜門として、芸術文化(現代アート)の発表と振興、まちの活性化、国際交流の場を目的に3年に一度開催するようになった。
今年は、国内外から作家81組総勢83人が参加。東町商店街や市文化会館、市の施設「旧舘家」や「加藤家屋敷跡」のほか、関宿街道沿いの「旧田中家」、坂下宿にある鈴鹿峠自然の家など計30カ所を展示会場に、平面・立体、映像、彫刻や陶芸、絵画など多岐にわたる作品を展示した。
伊藤代表は「力強さが伝わる作品が多い。作品を巡りながら亀山のまちの散策も楽しんで」と話していた。問い合わせは森敏子事務局長=電話090(8950)3011=へ。