衆院選きょう投開票 13候補「最後の訴え」 三重4区3氏が声からす

【支持者らとガンバローコールをする立候補者(右端)ら=伊勢市内で】

第50回衆院選は27日、投開票される。選挙活動が最終日を迎えた26日、三重県内四つの小選挙区に立候補した与野党の計13人は、街頭などで「最後の訴え」に臨んだ。

「裏金」批判前面に ―中川民英候補57共新

伊勢市内の12カ所で演説し、自民派閥の裏金問題に対する批判を前面に展開。「裏金議員を一掃する。国民の信頼を失って行き詰まった自民党政治を変えよう」と呼びかけた。

宇治山田駅前の街頭演説では「庶民には増税、大企業には減税、自民党議員は脱税だ」と強調。「金権腐敗政治を追及し、国民本位の政治に変える。誰もが明るく、生き生きと暮らせる政治にする」と訴えた。

「政権交代」訴え ―青沼陽一郎候補56立新

伊勢市や明和町など、4市町の15カ所で街頭演説に臨んだ。裏金問題を「脱税だ」と批判した上で「政権交代こそが最大の政治改革。青沼陽一郎を国政に送ってください」と呼びかけた。

宇治山田駅前の演説では「ばれなければ何をやってもいいのか。それでは秩序が保たれない」などと、裏金問題を非難。「今回は正義を取り戻す選挙。泥沼の政治を透明でクリーンな青沼にする」と訴えた。

「実行力で恩返し」 ―鈴木英敬候補50自前

伊勢市内の14カ所で街頭演説し、前職としての実績を強調。「実行力を生かし、恩返しの続きをさせてください」と訴えた。党総裁選で支援した小林鷹之元経済安全保障相も応援に入った。

同市本町の「外宮前バス停広場」では、約550人(主催者発表)の聴衆を前に、人口減対策などを進めると強調。政治とカネを巡る問題では「必ず政治を変える。そのための仕事をさせてください」と訴えた。