伊賀市選管がミス、投票用紙の交付で 衆院選

【伊賀】三重県の伊賀市選管は25日、衆院選の期日前投票所を訪れた有権者1人に対し、誤った投票用紙を交付したと発表した。これにより、小選挙区の1票が無効となったとみられる。

市選管によると、ミスがあったのは市役所の期日前投票所。選管の職員が同日午前、有権者に小選挙区の投票用紙を交付すべきところを、誤って比例代表の投票用紙を交付した。

この有権者には視覚障害がある。投票後、職員が投票用紙の残り枚数を確認して誤りが発覚。有権者に謝罪した。比例代表の投票用紙に小選挙区の候補者名を書いた場合は無効となる。

市選管は「大切な1票を無効にしてしまったことを反省している。今後は2人で投票用紙を確認する」と説明。県選管は「全市町の選管に再発防止の徹底を働き掛ける」としている。