伊勢新聞

はにわ館、26日から特別展 松阪市文化財センター 三重

【特別展「王権と首長墓の埴輪」のちらし】

【松阪】三重県松阪市外五曲町の同市文化財センターはにわ館は26日から、特別展「王権と首長墓の埴輪(はにわ)」を始める。会期は12月8日まで。入館料は一般200円、18歳以下無料。

国宝の宝塚1号墳出土埴輪と同時代の埴輪がテーマ。ヤマト王権の勢力下にある奈良・大阪の古墳と各地の拠点とされる首長墓それぞれの埴輪を展示する。

近畿では奈良県の宮山古墳の家形や巣山古墳の蓋(きぬがさ)形、大阪府のいたすけ古墳の冑(かぶと)形の各埴輪を出品。畿外では愛知県の正法寺古墳や岐阜県の昼飯大塚古墳の円筒、長野県の森将軍塚古墳の異形、兵庫県の池田古墳の水鳥形を集めた。静岡県の堂山古墳の鞆(とも)形もある。

ミュージアムトークは10月26日午後1時半から開催。

ワークショップとして11月2日午前9時半に「ミニ円筒埴輪を作ろう」、同日午後1時半に「ミニ柵形埴輪を作ろう」を開く。材料費500円。定員は各回10人。申し込みの締め切りは10月30日。

文化庁の横須賀倫達文化財調査官を講師に迎え講演会「三重県宝塚1号墳出土埴輪のここが凄(すご)い!」を11月30日午後1時半から、松阪市本町の市産業振興センター3階研修ホールで開く。申し込みは11月13―29日。

ワークショップと講演会の申し込みは同センターへ電話=0598(26)7330=かウェブで。