地元の農産物味わう 子ども食堂で親子ら 三重・伊勢

【地元の農産物を使ったカレーライスを味わう子どもたち=伊勢市小俣町のサンファームおばたで】

【伊勢】地元の農産物をいかした食事を親子で楽しんでもらおうと、JA伊勢(本店・度会町)は23日、三重県伊勢市小俣町の産直施設「サンファームおばた」で、地域の親子を対象とした子ども食堂を開いた。

地域貢献活動の一環として初めて企画。市内の子どもと保護者ら約40人が参加した。

メニューは、カレーライスとサツマイモサラダ、イチゴプリン。食材は、産直施設で取り扱うニンジンやカブ、ナスなど地元産の野菜と県産豚肉、規格外品の農産物も活用し、調理はJA伊勢の地域ボランティアらが担当した。

午後5時過ぎ、閉店後の産直施設に家族連れが次々に訪れ、地元野菜がたっぷり入った温かな食事を、楽しそうに会話しながら味わった。母親と訪れた小学5年の男子児童(10)は、カレーライスをおかわり。「カレーはちょうどいい辛さ、サツマイモサラダもほくほく。みんなで食べるとおいしい」と笑顔で話した。