【度会郡】三重県玉城町勝田のJA伊勢玉城選果場で、秋の味覚「次郎柿」の出荷が最盛期を迎えている。11月下旬まで、名古屋や県内の市場に約140トンを出荷する見込み。
完全甘柿の次郎柿はシャリシャリとした食感が特徴で、現在はJA伊勢玉城柿部会の72人が約23ヘクタールで栽培。食べごろの次郎柿を消費者に提供しようと、選果基準を改め、より赤く色付いた柿を出荷している。
選果場では、生産者が持ち込んだ柿を大きさや形、傷の有無などで選別し、箱詰めする作業が行われている。JA伊勢によると、今年は7月中旬以降に雨が少なく小玉傾向だが、品質は上々という。
JA伊勢の担当者は「たくさんの人に次郎柿を食べてもらい、シャキシャキした食感を楽しんでほしい」と話していた。