【津】三重県高校写真連盟第35回秋季写真コンテストの審査がこのほど、津市一身田上津部田の県総合文化センターであった。津市の写真家、松原豊さんが加盟12校から応募のあった112点から入賞10点と佳作27点を選び、最高賞の金賞に私立海星高2年の梛(なぎ)直秀さんの「心象パレット」を選んだ。上位2作品は令和7年8月に香川県で開催される第49回全国高等学校総合文化祭に出品される。
同コンテストは第45回みえ高文祭写真部門と兼ねて開催。梛さんの作品は自宅にある特殊な鏡を使って自身を撮影したモノクロ写真で、松原さんは「すごく不思議で印象に残った。ぐにゃっとして不安定な所に引きつけられた。セッティングして写真を作っているところも面白い」と講評した。
梛さんは作品について「心の複雑な気持ちをゆがみとして表し、人生に対しての悩みをもう1人の内在する自分に語りかける様子を表現した」とし「これからも写真だからこそ表現できる世界を収めていきたい」と感想を述べた。
そのほかの上位入賞者は次の皆さん(かっこ内は学校名と学年)。銀賞=中島光海(海星2年)▽銅賞=岩井くるみ(名張青峰1年)▽入選=①西出莉瑚(海星1年)②德山るな(皇學館2年)③後藤咲良(同)④奥井薫(同)⑤中尾仁胡(高田1年)⑥麻生真吾(四日市工業1年)⑦柴原音彩(皇學館2年)