伊勢新聞

平安の副葬土器7個 明和町・斎宮博物館で発掘速報展示

【斎宮跡で見つかった平安時代の墓と副葬品の土器(斎宮歴史博物館提供)】

【多気郡】斎宮歴史博物館は22日、三重県明和町竹川の同館で速報展示「さまざまな土器を副葬した平安時代のお墓」を始めた。会期は来年4月20日まで。

昨年春に斎宮跡北西部で実施した発掘調査で見つかった平安時代中ごろ(10世紀)の墓に副葬されていた7個の土器を出品する。土師(はじ)器や須恵器、灰釉(かいゆう)陶器、緑釉陶器など当時の国産の焼き物の全ての種類を含み、その歴史的意義を考える。

会場は同館常設展示室Ⅱ速報展示コーナー。観覧には常設展の観覧料が必要。一般340円、大学生230円、高校生以下無料。