伊勢新聞

受講者らビジネスプラン発表 伊賀で「創業スクール」最終講 三重

【ビジネスプランを発表した中村氏(左)と伊藤講師=伊賀市ゆめが丘で】

【伊賀】三重県の伊賀市商工会(藤原敏男会長)は19日、伊賀市ゆめが丘のゆめテクノ伊賀で「創業スクール2024」(全5回)の最終講を開き、20人が参加した。同スクールは9月21日の開講から毎週土曜日に開催し、ティアの冨安徳久社長、三十三総研の伊藤公昭副社長、同総研のコンサルタントらが講師を務めて来た。

この日は受講者各自がビジネスプランを作成し、講師による個別指導を受けた。さらに、受講者はメイン講師を務めた伊藤副社長による「プレゼンテーションの仕方」の講義を受け、講義を踏まえて各グループで各自のプランを発表。その後、4人が各グループの代表として、全員の前でプレゼンテーションを行った。

発表されたプランは、インバウンド・旅行者を対象に、伊賀の食材を使った「古民家イタリアン」(中村富登志さん)、手を酷使し働いている女性を対象にした「自爪育成サロン」(高田理美さん)、農業(自然薯)生産(北出恵一さん)、古民家を活用した喫茶店(吉富昌和さん)。中村さんの発表に対し伊藤講師は「ミシュラン2つ星をイタリアナポリで獲得したオーナーシェフの実績を踏まえ、是非、伊賀の地で古民家イタリアン『ラチカコ』(2025年開業予定)を成功させてほしい。価格設定については再考の余地あり」とプラン実現に向けたアドバイスを行った。同会は受講者の中から希望者を対象に23日、24日の2日間、伊藤講師による個別相談会を開催し、創業の実現に向け、より個別具体的に支援していく。