菰野、山商は初戦敗退 東海高校野球が静岡で開幕 センバツ出場厳しく

【聖隷クリストファー戦で先発した菰野・栄田=ちゅ~るスタジアム清水で】

第77回秋季東海地区高校野球大会は19日、静岡市内で開幕。1回戦4試合があり、今年8月の全国高校野球選手権出場の菰野、同3月の全国選抜高校野球大会出場の宇治山田商の三重県勢2校は初戦で敗れ、来年春の選抜出場が厳しくなった。

東海4県から各県3チームの計12チームが出場し、センバツ出場枠3を目指す。20日はベスト4をかけた2回戦4試合が行われ、2回戦から登場する海星の相手は岐阜第一に決まった。

夏春連続甲子園出場が懸かる菰野は聖隷クリストファー(静岡)に1―5で敗れた。先発左腕栄田人逢を始め、同校初の1勝を挙げた今夏の甲子園でレギュラー入りの2年生がスタメン出場したがミスが重なり三回までに5失点する苦しい試合展開となった。

2年連続のセンバツ出場を目指した宇治山田商は中京大中京(愛知)に0―1の完封負け。先発の2年生左腕長谷川佑慈が8回5安打1失点(自責0)と力投したが、打線が中京大中京の先発右腕田中太久哉に散発6安打に抑えられた。