伊勢新聞

陶志会が最後の作品展 20回目 四日市市文化会館

【会員らの力作が並ぶ会場=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県の四日市市民大学熟年クラスOBと陶芸愛好家らで組織する「陶志会」(荒木義郎会長)は19日、同市安島の市文化会館で、「第20回陶志会陶芸作品展」を開いた。会員9人による手びねり作品を中心に花器や茶わん、陶明かり、置物など約150点を展示している。20日まで。

ツバキの花を描いた染め付け皿、古萬古風の赤絵盛盞瓶(せいさんびん)、焼締めの手付きとくり、無数の透かしを施した陶明かりなどの力作が並んでいる。また、来年のえと「巳」や、動物をモチーフにした置物など多彩な作品が来館者らの目を楽しませている。

荒木会長(86)は「会員の高齢化もあり今回20回展をもって解散します。今後はそれぞれが個々に活動を続けていきます。最後の作品展を多くの方々に見ていただきたい」と話していた。