亀山市が総合防災訓練 消防や自治会、自衛隊から250人

【段ボールベッドを組立てる参加者ら=亀山市野村2丁目の市西野公園体育館で】

【亀山】三重県亀山市は19日、同市野村2丁目の市西野公園一帯で、「令和6年度市総合防災訓練」を実施した。市消防本部や野村地区まちづくり協議会のほか、野村、神辺地区の一部の自治会などから計153人と、自衛隊第三十三普通科連隊、市民団体「安心を備える女性の会」、各事業所などから総勢約250人が参加した。

櫻井義之市長はあいさつで「今年1月1日に発生した能登半島地震や、各地での豪雨など、改めて災害の怖さや被害の悲惨さを目の当たりにし、防災の重要性を感じている」とし、「地域と行政が連携し、本市の総合防災力を向上させ、防災・減災対策の強化に努める」と語った。

会場の体育館では、防災グッズの携帯用レインコートやエアーマット、クッキーなどの非常食の展示や、参加住民らが自ら、避難者用段ボールベッドを組み立てるなどした。また、屋外では自衛隊によるカレーの炊き出しもあった。