三重県ゆかりの関西在住者が一堂に会する「関西三重県人の集い」が16日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテルで開かれ、企業や県内の高校同窓会関係者など334人が参加し、近況や郷土の話に花を咲かせた。
関西大阪三重県人会の村田吉優会長(サイネックス社長)はあいさつで、来年の大阪・関西万博関西パビリオン三重県ブースで御木本真珠島所有の「自由の鐘」が展示されることに触れ、「『自由の鐘』を作った御木本幸吉さんは県人会にとって大恩人」と大正時代、御木本幸吉氏の後援により、県人会が堺市の浜寺公園で春秋年2回開かれていたことを紹介した。
同会最高顧問を務める一見勝之知事は、大阪・関西万博に向けた県の取り組みや、今年7月志摩市にオープンしたレジャーパーク「志摩グリーンアドベンチャー」など観光トピックを紹介。今年7月に世界遺産登録20周年を迎えた熊野古道については「歩きやすい季節になってきたのでぜひ行ってみてほしい」と来県を呼びかけた。
亀山市出身で産業ガス会社「エア・ウォーター」の豊田喜久夫会長の発声で乾杯。三重高校ダンス部「SERIOUS FLAVOR」が全国大会で5位に輝いたダンスなどを披露したり、津市出身の津軽三味線奏者駒田早代さんが尾鷲節や津軽じょんがら節などを演奏し、会場を盛り上げた。