伊勢新聞

600万円の詐欺被害、鈴鹿市の男性 架空の示談金

【鈴鹿】鈴鹿署は18日、鈴鹿市内の80代無職男性が、架空の示談金などを名目に長男を装った男らから現金600万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

同署によると、男性は15日、長男を装った男から「会社の上司を妊娠させた。示談金が必要」との電話を受け、市内の路上で弁護士のおいを装った男に現金300万円を手渡した。

その後、再び長男を装った男から「消費者金融で借金をしてしまった」と電話を受け、同様に現金を渡した。3度目の要求を受けて不審に思い、実際の長男に電話して被害に気付いた。