科捜研の工事契約議案などを可決 同性婚の意見書否決、三重県議会

【科捜研の工事契約議案などを可決した本会議=県議会議事堂で】

三重県議会は18日の本会議で、県警科学捜査研究所(津市栄町1丁目)の建設工事を契約する議案などの12件を原案通り可決した。水道事業会計などの昨年度決算4件も認定した。

県警によると、科捜研の建設工事は日本土建・堀崎・三重農林特定建設工事共同企業体と契約する。契約金額は14億250万円。科捜研は令和8年6月ごろに完成の見通し。

県議会によると、本会議では、水道事業と工業用水道事業の昨年度決算に、吉田紋華議員(共産党、一期、津市選出)が反対。病院事業と流域下水道事業の昨年度決算は全会一致で認定した。

また、この日の本会議では、自動車に関する税の負担減や簡素化に向けて税制を見直すよう求める請願などの12件を採択した。これらの請願に基づく12件の意見書案も可決した。

同性婚の法制化に向けた議論促進を求める意見書案は否決した。新政みえ、公明党、草の根運動いが、共産党の19人が賛成し、自民党と草莽の23人が反対。新政みえの4人が退席した。

また、県は同日の本会議で、歳入を8812億6300万円、歳出を8392億3100万円とする昨年度一般会計決算認定議案などを提出した。来月21日の本会議で採決される。