【四日市】三十三銀行と三十三総研はこのほど、四日市市西新地の同行本店で第11期次世代経営者育成塾の第3回講義を開いた。
同塾は、地元中小企業の次世代を担う若手経営者が対象。受講者に経営者として必要な実践的知識やスキルを体系的に学んで身につけてもらうほか、若手経営者同士の人脈形成につながる場を提供している。
今期は、8月26日に開催予定だった第1回講義は台風のため中止したが、同総研の伊藤公昭副社長をメイン講師に、来年3月4日まで全8回の講義を開催。建設業や卸売業など幅広い業種の企業から経営者や経営幹部20人が受講している。
今月16日は、「経営革新の必要性と進め方」「現在の事業構造分析」をテーマに、前半は「経営革新の必要性」「内部環境・経営資源の認識」「顧客満足の理解」などについて講義形式で学んだ。
後半は各自の長所・短所の分析、顧客が求めるものなどについて自らの考えを深めたのち、グループ討論で意見交換をした。
参加者は伊藤講師の講義に真剣に聞き入り、グループ討論では、他社との違いを認識し、新しい視点での発見があり、終始活発に意見交換した。
同総研では、一定基準を達成した受講生に対し、全日程終了後に修了証書を授与するほか、修了生を対象とした「中期経営計画策定ゼミ」「財務・経営分析ゼミ」などのゼミナールや「合宿」「異業種交流会」を適宜開催し、修了生の成長に即した経営力向上の支援を行っている。