伊勢新聞

絵画愛好家「遊々五人展」 松阪のギャラリーcoma

【井口さん(左から2人目)らグループの皆さん=松阪市肥留町のギャラリーcomaで】

【松阪】松阪市と津市の絵画愛好家5人の作品展「遊々五人展」が、松阪市肥留町の「ギャラリーcoma」で開かれている。異なる画材で描いた50号までの作品計27点を展示している。20日まで。入場無料。

井口泰義(津市)▽磯田順子(松阪市)▽鈴木善一朗(同)▽西沢勇吉(津市)▽湯浅光子(松阪市)の5氏。70―90代で共にスケッチ旅行に出かける間柄だという。

水彩、水墨、油彩、岩絵の具など異なる画材で描いた風景画が中心。黒の画用紙に白の濃淡で表現した「冬景」、連弾する子らを描いた「かわいい音色」、残雪の山肌が印象的な「五竜岳春姿」などがある。今年6月にグループで北海道に出かけた際の作品では、青色が鮮やかな池の風景をそれぞれに表現している。

井口さん(81)=高茶屋小森町=は「使う材料も表現も違うが皆描くことが大好きで、互いに切磋琢磨(せっさたくま)している」と話した。