障害ある人らの芸術紹介 津で「きらめき・アート」始まる

【作品が並ぶ会場=津市久居東鷹跡町の久居アルスプラザギャラリーで】

【津】自閉症などの障害がある人らの芸術作品を紹介する「きらめき・アート2024」(「きらめき・アート」プロジェクトMieと久居アルスプラザ主催)が18日、三重県津市久居東鷹跡町の同プラザギャラリーで始まった。県内外の20―70代の作家8人の彫塑▽絵画▽書―計約70点を展示している。21日まで。入場無料。

平成27年に広島文化学園大大学院教授の岡本陽子さん=芸濃町=らでプロジェクトを創設し、同所での展示は三年目。今回は北岡青▽佐藤慎也▽菅尾博司▽寺岡洋子▽中野元洋▽芳村雄介▽山本渉―の県内7人と、広島県安芸郡の鬼頭純平さんの作品を展示した。

石粉粘土で制作したゴジラ、本物さながらの列車の絵や、独特の色使いの版画、書の掛け軸など、緻密に制作されたさまざまな作品がある。

山本さん(40)=名張市=は自画像や動物の絵を初めて出品し「自分の気持ちが動くものを絵にしている。ここに発表できて光栄」、岡本会長は「回を重ねて子どもたちが自信を持って説明する姿を見られるようになりうれしい」と意義を話した。