伊勢新聞

台湾の児童、日本の遊びで交流 伊勢のみなと小に来校 三重

【あやとりを楽しむみなと小と台湾の児童ら=伊勢市のみなと小学校で】

【伊勢】三重県伊勢市のみなと小学校の児童らが17日、修学旅行で伊勢を訪れた台湾の小学生らと、日本の遊びや学校生活を共にして交流した。

県の事業の一環。台湾・高雄市の新上国民小学の5、6年生18人が来校し、みなと小6年生45人が出迎えた。

歓迎式で児童らは、互いの学校や地域について紹介し、楽器演奏やダンスなどを披露。続いて、日本の昔ながらの遊びを通じて交流した。みなと小児童らがグループに分かれ、けん玉やお手玉、あやとり、福笑いなど七つの遊びを用意。タブレット端末で翻訳サイトを活用し、英語や身振りも交えて遊び方を説明しながら、互いにコミュニケーションをとって遊びを楽しんだ。給食や教室掃除も共にし、親睦を深めた。参加したリー・イーシンさん(11)は「一緒に遊んでおもしろかった。みんな優しい。忘れられない思い出になると思う」と話していた。

【「福笑い」を楽しむみなと小と台湾の児童ら=伊勢市のみなと小学校で】

みなと小は交流会に向け、児童が主体となって準備を進めたという。中屋伊都さん(12)は「言葉が違うから説明するのが難しかったけど、伝わってよかった。楽しんでもらえてうれしい」と笑顔で話した。