みえ県展入賞・入選者の新作がずらり 桑名のギャラリーで「選抜展」

【個性豊かな作品が並ぶ会場=桑名市東方のアートスペース美園で】

【桑名】三重県内最大規模の公募美術展「第74回みえ県展」の入賞・入選者が手がけた作品を集めた「みえ県展選抜展」が15日、桑名市東方のギャラリー「アートスペース美園」で始まった。20日まで。時間は正午―午後6時(最終日は午後4時まで)。

恒例の企画展で5回目。ギャラリーに近い北勢地域の入賞・入選者を中心に声をかけ、新作の出品を依頼した。会場には、依頼に応じた16人の油彩画、水彩画、版画、コラージュ作品など約70点を展示している。

洋画部門で最優秀賞を受賞した松阪市のほんままいさん(39)は、青色の鳥を大胆なタッチで描いた「幸せの予感」と題した油彩画を出品した。

同じ部門で初入選を果たした桑名市のグラフィックデザイナー、ナカムライサヲさん(62)は、桑名市立中央図書館のブックカバーとして採用された作品の原案を紹介し、自身が描いたイラストをプリントした巾着袋やミニバッグを販売している。

同展を企画した洋画家の伊藤明淑さん(66)は「どの作品も個性が際立っていて、力作ぞろい。ぜひ見に来てほしい」と呼びかけた。問い合わせは同ギャラリー=電話090(4860)3014=へ。