【伊賀】三重県の伊賀市議会は15日の本会議で、来年3月31日の任期満了を前に自主解散した。市議選は任期満了(来月20日)に伴う市長選と同じく来月3日告示、同10日投開票となる。
市によると、市議選と市長選の日程を合わせて選挙経費を削減することが自主解散の目的。投票率を高める狙いもある。市の試算では同日選によって約3200万円の経費削減が見込まれる。
市議会では平成24年と令和2年にも自主解散を目指す決議案が提出されたが、賛成少数で否決していた。今回は昨年10月の本会議で、同日選の実施に向けた決議案を全会一致で可決した。
この日の本会議では市議22人全員が解散決議案に賛成した。西口和成前議長は解散後のあいさつで「議員らが議論を重ねて解散に至った。議員の賛同に感謝する」と話した。