農産物や名産品を内宮奉納 神宮の神嘗祭前におかげ横丁

【五穀を手に参道を進む着物姿の女児たち(おかげ横丁提供)】

【伊勢】三重県伊勢市の伊勢神宮の神嘗祭(かんなめさい)を前に、内宮近くにあるおかげ横丁は12日、着物姿の女児たちを先頭に農産物や名産品を奉納する「神宮奉納行列」を行った。

行列には、奉仕役として公募した女子児童12人と、奉納品の生産者や横丁の従業員ら約100人が参加。イセエビや地酒、伊勢醤油(しょうゆ)、山形県産庄内米など、横丁で取り扱う商品を中心とした81品を奉納した。

五穀を手にした華やかな着物姿の女児らが行列の先頭に立ち、おかげ横丁を出発。奉納品を担いだ参列者らが後に続き、おはらい町通りを経て、内宮宇治橋を渡り、参道を進んで神楽殿に納めた。

広報担当者は「自然の恵みに感謝を込めて奉納した。横丁を訪れた人に、各地のおいしいものを味わってもらいたい」と話していた。