【四日市】三重県四日市市茂福の「正筆会」仮名書道家、荒木敬子さん(74)が主宰する書道教室の作品発表展「書を楽しむ」が、同市安島の市文化会館第三展示室で始まっている。13日まで。
荒木さんと生徒100人余による掛け軸やびょうぶ、額装作品など約140点を展示している。日本芸術院会員で正筆会会長の書家黒田賢一さんの俳句額の賛助出品もある。
自詠の短歌を万葉仮名でしたためた折帖、僧侶で歌人だった西行が詠んだ秋の短歌2首を、調和体でつづった額装、関戸本古今集を臨書した色紙や扇面を二曲びょうぶにちりばめた10人の共同作品など、見応えのある作品が並んでいる。
荒木さんは、「3年ぶり2回目の作品発表。長年、書を楽しみながら研さんを重ねてきた生徒らの成果を見ていただきたい」と話していた。