昇格記念いけばな展 四日市の池坊三重たちばな会支部

【作品を巡視する池坊雅史さん(中央)=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】四日市市富田の「華道家元池坊三重たちばな会支部」(小森章生支部長)は12日、同市安島の市文化会館で「池坊三重たちばな会支部創立記念いけばな池坊展」を開いた。13日まで。

今年4月に支所から支部に昇格した記念展。これまで歩んできた道、これから進む道がいけばなと共にある喜びを込めて全体のテーマを「いく道」とした。会員百人による立花や自由花、生花など約110点を展示している。

シラカバやススキで秋の風景を演出した会員20人の合作「迎え花」、流れるようなアカヤナギとカトレアで赤い月を囲んだ生花、カザグサとアンスリュームなどで秋の風を表現した自由花など、華やかな作品が来館者らの目を楽しませている。

開会式に出席した池坊事務総長の池坊雅史さんによる作品巡視があった。小森支部長(63)は「支部に昇格して初の記念展。一同が一致団結して生けた作品を楽しんでいただきたい」と話していた。