伊勢新聞

津まつり開幕 郷土芸能やよさこいにぎわう 三重

【唐人踊りの奉納演舞=津市八幡町の津八幡宮で】

【津】三重県の津の秋を彩る「津まつり」(同実行委員会主催)が11日夜、開幕した。江戸時代から続く郷土芸能や県内外のチームによるよさこい踊りなどが13日まで市内各所で繰り広げられる。

【元気いっぱいのよさこい踊り=津市丸之内で】

同祭は寛永年間に始まった津八幡宮の祭礼が起源で、約390年の歴史がある。

11日夜にはお城西公園特設ステージで前夜祭があった。12日は津八幡宮の神事で市内18の郷土芸能団体の代表が全員そろって安全祈願。川北晃司・津まつり実行委員会会長は「去年、おととしと雨でスケジュールが変わったが今年は最後まで全部ができると確信している」とあいさつした。しゃご馬、唐人踊りなど郷土芸能6団体が演舞を奉納した後、伊勢街道を巡行した。

裁判所前やフェニックス会場では県内外のよさこいチームを中心に53団体が元気いっぱいの演舞を見せ、沿道は多くの見物客でにぎわった。

市内の竹田智貴さん(34)は2歳と4歳の子と訪れ「津八幡宮の奉納は昔ながらの雰囲気があり良かった。子どもたちはステージも楽しみにしている。いろんな会場があるのも津まつりの魅力」と話した。

13日はタレントの稲村亜美さん(28)が和船山車「安濃津丸」の一日船長を務めるほか、郷土芸能5団体の山車が一堂に会する「安濃津芸能絵巻」などがある。