伊勢新聞

「三重テラスin大阪」にぎわう 万博向け、再訪促進

「三重テラスin大阪」にぎわう 万博向け、再訪促進

県の期間限定情報発信拠点「三重テラスin大阪」が大阪市北区の阪急大阪梅田駅内で9日から始まり、通勤客や買い物客などでにぎわっている。15日まで。

半年後に開催される大阪・関西万博に向け、国内外からの来訪者を三重県に誘客などする、関西圏での効果的な宣伝方法を検証しようと、昨年度から場所やターゲットを変え、県の食や観光などの魅力を発信する「三重テラスin大阪」を期間限定で開催し、今回で3回目。

今回のターゲットは関西圏居住者。「そろそろ三重いこか」をテーマに、目新しい県産品や観光情報を発信し、三重県への再訪を促す宣伝をしている。

店内では菓子や加工食品、伝統工芸品、地酒など約280商品を販売。おかげ横丁で食べ歩き商品として人気の「豚捨コロッケ」や「みたらし団子」の実演販売のほか、「赤福餅」や「なが餅」など8種類の三重の餅街道の餅販売が日替わりで行われている。商品購入者には、今回のために作成された話題の観光スポットやグルメを紹介する「#そろそろ三重にいこか」と題した観光リーフレットを配布していた。

県雇用経済部県産品振興課の中川千也課長は「三重の魅力をPRすることで、関西の人にも県産品の購入や三重県への観光をしてほしい。プロモーションの検証も行い、大阪・関西万博にもつなげていく」と話していた。

次回の「三重テラスin大阪」は、三重県を訪れたことのない国内外の観光客をターゲットとし、「はじめまして三重」をテーマに、17日―29日まで新大阪駅2階アルデひろばで行われる。